フォレストーリー・プロジェクトとは?

「生物多様性の保全」「地球温暖化の緩和」「地域社会への貢献」という3つの願いを叶える、トリプル・ベネフィット型の植林事業です。

日本に住む私たちと植林地のコミュニティーが協力して森を再生・保全するプロジェクト、それがフォレストーリー・プロジェクトです。 植林活動にあたる現地NGOのスタッフ

急激な経済発展のために今、世界中で豊かな森林が犠牲になり、地球温暖化を加速させたり、貴重な生物の住みかを奪ったりしています。このような現状を改善するためには、開発途上国の森林破壊を遠い国の問題と捉えるのではなく、私たち一人ひとりが地球市民の一員として、企業や個人の枠組みを超えて植林地に住む人たちと協同し、森林を再生・保全していく「みんなが参加するプロジェクト」が必要と考えました。

そこで一般社団法人バードライフ・インターナショナル・アジア・ディビジョンとValue Frontier株式会社では、生物多様性が豊かで、かつ優先的に守るべき世界の森林を保全し再生するプロジェクト「フォレストーリー・プロジェクト」を開始しました。(現在、バードライフ・インターナショナル・アジア・ディビジョンは、プロジェクトのアドバイザリー機関として、本プロジェクトに携わっています。)

3つの願いを叶える植林事業とは?
「フォレストーリー・プロジェクト」の大きな特徴は、「生物多様性の高い森林生態系の保全」、「CO2の吸収による地球温暖化の緩和」、「地域社会への貢献」という3つの便益、トリプル・ベネフィットの実現にあります。植林は地域NGOと住民が一緒になって森の再生・保全計画を立て、苗を育て、実際の植林作業を行います。また植林後も、地域NGOと住民が協力し、水やりやパトロールなどの森林管理を進めます。
フォレストリー・プロジェクトのトリプルベネフィット
コミュニティー基金を通じて地域支援にも取り組みます
ミンドロ島の地域住民
ミンドロ島の地域住民
「フォレストーリー・プロジェクト」のもう一つの大きな特徴は、協賛金の10%を地域のための基金として蓄える「コミュニティー基金」制度です。植林後も地域住民が森の木を切らずに森林資源を持続的に利用するには、その地域で持続可能な生計を立てていくことが求められます。この基金は地域の人々が話し合い、生活に必要な物品、マイクロファイナンス、新たなコミュニティー・ビジネスなど、コミュニティーで最も必要とされるものに活用していきます。現在は、ミンドロ島サブライヤン市の2つのコミュニティー、ルソン島マンガタレム市の2つのコミュニティーの合計4つのコミュニティーと協力をし、プロジェクトを進めています。
現在の植林地

世界の森の現状って?

うっそうと気が生い茂る熱帯雨林
うっそうと気が生い茂る熱帯雨林
© Haribon Foundation.
Photo by Neal Oshima
私たちと森、そして地球

世界には現在、約40億ヘクタールの森林があり、私達は環境、経済、文化など生活のあらゆる面でその恩恵を受けて暮らしています。例えば森は昔から木材や食料、医薬品の原材料を人々に提供してきました。また、雨水を蓄えることで災害から人々の生活を守るとともに、安全できれいな水を私たちに与えてくれています。さらに森は地球温暖化の原因となるCO2を吸収して酸素を作りだしており、人間だけにとどまらす、地球のあらゆる生き物にとって必要不可欠な存在といえます。 豊かな森は私たち、そしてあらゆる生き物の生命の源です。


ジャングルに咲く巨大なラフレシア
ジャングルに咲く巨大なラフレシア
© Haribon Foundation.
Photo by Benito Tan
毎年、九州・四国の面積の森が消えている?

しかし、世界では伐採や開発により2000年から2010で毎年平均約520万ヘクタール(九州地方と四国地方の面積、もしくは日本全体の森林面積の1/5)もの森林が消えています。そしてその大部分は開発途上国における伐採や開発が原因です。森林破壊によっていま多くの種が絶滅の危機に瀕しています。また世界中の温室効果ガス排出量の20%は森林減少が原因となっていますが、これは世界の化石燃料による排出量に匹敵します。

日本は国土の67%が森林に覆われている緑豊かな国ですが、世界の丸太輸入の約3.8%(世界第8位)、製材輸入の約6.2%(世界第3位)、合板輸入の約6.5%(世界第3位)を占める、木材の輸入大国です。私達は毎日のくらしの中で気付かないうちに、地球にとって、そして私たち人間やすべての生き物にとって欠かせない、大切な森林を破壊しているのです。


森の再生・保全に願いを込めて

森(フォレスト)の再生・保全から始まる、「生態系の保全」、「地球温暖化の緩和」、「地域社会への貢献」の様々な物語(ストーリー)。この活動の趣旨にご賛同いただき、一人でも多くの皆様のご支援を賜りたくお願い申し上げます。

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